むしろ中途半端にぬるま湯に足突っ込んだから病状悪化したっつーのー。
なんて文句、言えません。
死んでも言いません、言えません。
もう言っちゃったけど言いません、すみません。
療養目的は、意欲低下、食欲低下、拒食、自傷行為悪化。
いちばん自分の中で大きい問題は意欲低下。
ほんっと何も出来ず何日も無意味に流れてく。
自分を責めては殺したくなり自傷行為悪化。
ごはんは食べてます。
嫌ってほど食べて吐きます。
生きてるのしんどいです。
あたしは弱すぎる人間です。
怖いものがこの世には多すぎる。
よってこの世にはあたしはいてはいけないんだと日々そう思います。
眠ると飛び降り自殺をする夢ばっか見ます。
きっと本番を見据えて、夢の中で練習してんだと思います。
何処かのプラス思考の大馬鹿野郎に言わせれば。
「現実でやる代わりに夢でやってんだよ、よかったじゃん!」
らしいです。
もうね、あっそ、って感じで。
案の定、頭に虫が湧いてきたのでボールペンで頭ぶっ刺しました。
つまんねぇ話聞くと頭に虫が湧くんだよ、ばーか。
こんな感じで言葉づかいも悪くてね。
直す余裕なんてサラサラ無くて。
今日も悪い言葉と食べた物を吐いてね。
虚無のいちにちという渦に飲み込まれて死んでるように生きてるわけです。
目なんてほら、死んだ魚の目、なんて生ぬるい。
死んだ魚が腐った、ぐらいの目、してるよー。
マジで重力がキツイのね。
この重力に耐えきれなくなったら地球になんか住んじゃいけませんよね。
だから人は自殺するんだと思います。
もちろんあたしも然り。
本格的に現実でも飛び降りの練習始めます。
きのうの夜中、家の外階段の手すりの上から試しに飛んでみました。
3メートルぐらいの高さ、階段駆け上ってそのままジャーンプ!
人間て弾むんだね。ぼよん。
全体重が左足のかかとにかかって負傷。
今朝起きたら床にかかと着けて歩けなかった。
少しでも触れると痛い。
打撲?ヒビ?
どーでもいーや。
あたしはダメだから。
これくらいの痛み、必要でしょ。
命を軽んじた罰でしょ、はいはい。
甘んじて受けますよーっと。
と、まぁ、こんな感じで日々パサパサしてる心抱えてて、生きてる。
病院仲間みたく、前向きになれないんだよ、あたし。
夢のために生きるんだ、とか、生きるための約束しよう、とか。
そんなの考えられない。
意欲低下、つか、意欲皆無。
胸がざわざわして気持ちが不安定で眠れない。
天井が溶けて下がってきてるように見えて眠れない。
目をつむると「舞ちゃん」がしきりに話しかけてきて眠れない。
眠れない理由をあげればきりが無い。
あたし、眠りたい、でも眠れない。
ならばもう、眠らない。
食欲がすろん。と抜け落ちて逝ってしまったようで、
昨日と今日はゼリーだけしか食べてない。
ここ数日、解離によって太ってしまった体重がなんとなく気にはなっていた。
「じゃあ、落ち着くまで、ゼリーだけ、食べようかな・・・」
そう思ったとたん、食欲、すろーん。
ゼリーすら、あんまり食べたくないや。
でも今日はふらふらしたからふたつ食べました。
食べるゼリーは、ゼロカロリーのやつって決めている。
体しんどい。
でも心は少しだけ楽。
ふつか吐いてないし、何より、「食」から解放されたような、そんな気分。
太陽が出て、明るいうちは外には出れないから。
日中は家の中で歩き回っている。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
ソワソワして落ち着かない。
けど、飲む薬が無い。
歩いてる最中は、だいたい、いろいろ、空間から聴こえる。
死ね、やら。
足太い、やら。
役立たず、やら。
ぶさいくな顔、やら。
まぁ、合ってるよね、実際。
さっきも書いたけど、飲む薬が無い。から耐えてる。
手を修復不可能なぐらい、切り刻んでしまいたくなる時が最近よくある。
思い切って今、目の前にあるベルトで自分を吊ってしまいたくなる事がよくある。
最期に会いたいのは、やっぱり、先生、なんだろうな。
でも会いに行ったら、またこう言われるんだろうな。
「やだよ、今から死ぬ人となんか会いたくないよ、縁起悪い。」
・・・セイロン、せいろん、正論、大正解。
先生の遺伝子、この世に残すべきだ。
と、このとき、ふと想った。
最近、また「舞ちゃん」に会えるようになった。
舞ちゃんは、目をつむった時にだけ会える友達だ。
中学生なんだけど背が小学生みたいに小さくて、
本人はそれをとても気にしていて、あたしが言うとプクッとむくれる。
入院中は、よくいろんなお話、したなぁ。
韓国にしか咲かない素敵なお花を見せてくれたり、舞ちゃんは優しかった。
一緒にサラダを作ったりオムライスを作ったりしたりもした。
今夜は、眠らせてくれないみたいだけど。
まぁ、どうせ眠っても、夢がリアル過ぎて朝とても疲れて起きるんだけどね。
すっきり起きるのってどんな感覚だったか忘れてしまったよ。
それに安心して眠りにつく感覚もどんなだったかわすれてしまったね。
来週、病院、予約取ろう。
もう一度、ちゃんと、向き合おう。
約束しますから、お願いします、神さま。
今夜はこれぐらいにして眠らせてもらえませんかね?
疲れた。
正面から向き合うこと。
全てを受け入れること。
自分のため生きること。
未来のために治すこと。
ぜんぶぜんぶ。
今日見たら跡形もなく片付けられていた。
今朝、出先で調子がドドドーッと崩れて病院にかけこみました。
改めて思う。
調子とか体調とか体重の減少とか。
悪くなるのって本当にドドドーッ!て雪崩みたいにあっという間。
気付かないもので、とても怖かった。
脳内で殺される映像ばっか流れて。
その前に死んでやるよって実行する映像ばっか流れた。
つねに見張られていて、突き止めようと振り向くと、
その黒い影はあたしの視界の側からサラリと居なくなる。
包丁も出てきたし、カッター、カミソリ当たり前。
あたしは頭の中の男に、ピンクの肉の塊になるぐらい。
ぐっちゃぐちゃにこねられて、傷付けられて殺される。
逃げるには走るしかないから部屋でずっと歩いたり走ったりしたんだけども。
どうしようもない、怖い、くるしい、頭が狂う、足痛い。
病院についてもソワソワ、止まらず、柱の周りを回り続ける。
ああ、子供が不思議そうな目で見ているよ。
そのお母さんが警戒して子供を引き寄せたよ。
涙ばかりがちょろちょろ出てきます。
診察室に入ってもイスにも座れず立ったまま足踏み診察。
あまりに泣くから、あまりにテンパるから、とりあえず筋肉注射。
今日は手が離せないって言ってた主治医の先生もどうしたものかと降りて来てくれた。
医者なら誰でもよかったけど、とりあえず、主治医の先生と面談。
やっぱり終始、足踏み診察。
聞こえてくる声が酷くて、眠れないこと、
ずっと左耳に男が張り付いているんだ、と先生に告げた。
薬を少し調整してもらった。
自分じゃよく分からないから、薬のことは先生を信じるしかないよね。
「声と距離をとって、黒い迷路から抜け出す自分をイメージしてみてごらん。」
出来そうもないよ先生。
それどころじゃないんだよ先生。
想像してみたけど、現実世界では迷路から抜け出れないよ。
病院でも外でも泣いた。いっぱい泣いた。散々泣き潰した。
涙しょっぱい。自分しょっぱい。生きるのしょっぱい。
「死にたいよ、でも死にたくないって思わなきゃダメなんでしょう?」
先生は「そうだよ。」と、うなづいた。
今日はいろんな人に迷惑かけた。
ごめんなさい。
調べるのもめんどくさい。
おおかたその環境に適応するのが困難な病気・・みたいな?
すっごいスレスレ知識。
やれば出来る子なんですあたし。
やらないだけで別に困難ぢゃありません。
ただ、少しおつむが弱いだけです。
痛い。
苦しい。
泣きたい。
誰か助けて。
こんな言葉たち。
素直に言えたらば。
どんなに楽なんだろうか。
言えないな、こんな醜い想い、我侭な願い。
こんなあたしなんかが発するには。
どれもぜんぶ、とてもとても贅沢過ぎて、何だかそれだけで泣けるよ。
「別に、想っていいんだよ?
あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」
先生はそう言ったけど。
「想うだけでも罪だ!」
あたし、そう思う。
先生がついた浅いため息が限りなく水色で、あたしはどうしようもなくて泣いたのだけれど。
素直にぜんぶぜんぶ言えてたら、今、少しは顔を上げて進めてたのかな?
ある日、仲のいい友達がブログでこう書いていた。
どうして私は息しているの?
どうして私は生きているの?
どうして私は死にたくなるの?
どうして私は自分を傷付けたくなるの?
私は一体、誰なの?
誰か、助けて。助けて。助けて。
・・・・・・・。
うらやましかった。
意識してなくて口から出た第一声がこれだった。
「・・・いいなぁ。」
あたしも、せめてブログででも、これぐらい率直に素直に言えたらいいのになぁ。
そう想って、ため息色した涙が出た。
あたし、たぶん、心の何処かで、わかってほしいんだね。
でも、それと同じぐらい、絶対的に知られたくもないみたい。
ふたつの気持ちが右と左で両天秤。
右に傾きゆ~らゆら。
左に傾きふ~らふら。
考えすぎて頭がぐるぐる回って、ベッドに倒れてしまった。
「あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」
「あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」
先生とおなじ言葉を呟いたら。
先生とおなじ考えになれればいいのにね。
たくさんの水分を含んだ灰色の雲が、お空に、たぷーん。とぶら下がっていた。
そのうち空が泣き始めて目の前のすべてを隠し、覆うのを、あたしは待ち焦がれていた。
ねぇ、ピアノが弾きたいよ。
指先から音符が流れ出る。
唇で順々それを歌い潰す。
ああ、ああ、ああ。
時に遠く感じてしまう友達よ。
あなたは遠くへ逝ってしまった。
あなたが最期に抱いたのは今日みたいな景色でしょう?
あなたの両手が空を掴み、撫で、あなたの目が最期の色を愛でた時。
あたしはひとり、猫と遊んでいたよ。
あたしはまだ他人を許せないよ。
あたしもまだ自分を赦せないよ。
お空にぶら下がっている、たぷーん。とした雲。
含むはあたしの涙かな。
それともあなたの涙かな。
5月の終わりに、ほんの少し、入院した。
色、空気、見た場面、聞いた状況、想い、覚えていること、すべてを綴っておこう。
今思えば、ことの始まりは、
いつも、ごく自然にあたしの日常に溶け込んでやってくる、この声だった。
「あとは俺が、どうにかしてやる。死なせてやるよ。」
と言う男の声。
男は壁に潜み、あたしに語りかけた。
そして、時に天井から囁き、時に枕から誘惑した。
男の毒があたしの中の自制心や道徳や常識を、とろん。と溶かしてしまった。
あたしは自分の体から押し出された。
目の前に見えるのは、あたしが居なくなった「あたし」だった。
床に座って、誰かに追い立てられてるかのように、急いで、薬をプチプチ出している光景。
真っ暗な部屋で、真っ白い薬の粒と、青白い顔のあたしだけがポカンと浮かんで見えた。
床で軽やかに弾んでパラパラ散らばる白い粒を、かき集めて飲む。
それを何度も繰り返した。
部屋の空気は冷たくて、寒かった。
そのあとの記憶はお風呂場。
お薬を大量に飲んだあとのぶるぶる震えている手で、手を切った。
そして水に沈めた。
勢いよく出て、ゆらゆら漂った。
見えるのは月の明かりでテロテロ輝く水面と、手から出るモノ、だけだった。
不気味だった。
そのあとの記憶は病院のベッド。
お母さんの話によると。
お薬を大量に飲んで、お風呂場で血を流しているあたしをすぐ近くの病院に運んだ、らしい。
ベッドで目が覚めた時、周りは、とても白くて、とても眩しかった。
腕には点滴。
股にはチューブ。
胸には心電図のコード。
なんだか、その他、出処の分からない、色々な管に繋がれてた。
病院のICUだった。
誰かと何かを話したような気がする。
結局、記憶がシャンとしたのは、死のうとした日から2日後だった。
あたしの意識が戻ってから、メガネをかけた女の先生が来て、病状の説明をしてくれた。
大量服薬の処置で胃洗浄をした。ということ。
それでも変化が見られず、意識が戻らなかった。ということ。
経過を見るためのICU入院だ。ということ。
検査の結果、肺炎にかかっている。ということ。
ICUを出たら、そのまま内科に入院してください。ということ。
ぽやっとした頭で考え、野放しに「そのまま、退院したい。」と告げたが、先生の答えはノー。
運ばれた病院は、かかりつけの大学病院ではなく、家の近くの病院だった。
それが分かった時、あたしは、少し、ほっとした。
死に損なったなんて、本当の主治医には知られたくなかったからだ。
3日くらいベッドで寝たきりで、ICUから出た時は、うまく歩けなかった。
車イスに乗せられ、運ばれ、そのまま内科に入院した。
この病院に精神科は無かった。
病室は4人部屋だった。
でも長いカーテンで完全にひとつひとつきれいに仕切られていて、
隣の住人はおろか、前のベッドの住人すら、最後まで顔を合わすことは無かった。
精神科の閉鎖病棟ではありえないことだ、と思ったが、
あ、こっちがいわゆる「普通」なんだ、と思い直した。
白い廊下に柔らかい水色のラインが引かれていて、病室のカーテンはベビーピンク。
あたしにはもったいない、とても可愛いらしい病院だと思った。
かかりつけの大学病院の閉鎖病棟もこれくらい柔らかい印象にすればいいのに、と思った。
内科での新しい主治医に再度、「退院させて。」と告げたが、答えは、やはりノーだった。
「肺に炎症が起きてて、今はまだ、抗生物質の点滴が必要だから。」の一点張り。
あたしの意識が落ち着いた日は、お父さんの誕生日だった。
病室でケーキで乾杯をした。
あたしは本当に親不孝者だと自分を呪った。
疲れていた精神に、モンブランの甘さが馬鹿に沁みた。
入院中、夜眠ると、必ず悪夢を見た。
それはさまざまだったが、どれも全て、あたしの心情が滲み出ている夢ばかりだった。
赤く、ゆらゆら揺れる何本もの手に追い回されたり、
ポコッと空いた大きな黒い口に呑み込まれたり、
去ってしまった、大好きな白い後ろ姿だった。
今のあたしには、「大好きな白い後ろ姿」すら、ある意味 悪夢だった。
男の声は、ふとした瞬間に聴こえた。
「死なせてやるよ。」と約束したくせに、「死に損ない。」だと、あたしを笑った。
数日間、交渉をして、退院の許可をもらった。
条件はみっつ。
今から肺のレントゲンと血液検査をして、結果が前より良くなっていること。
かかりつけの大学病院で引き続き肺炎を診てもらうこと。
退院後、抗生物質のお薬をちゃんと飲むこと。
先生は、渋々だった。
それを笑うかの様に、検査の結果は、前より、だいぶ良くなっていた。
退院する時に、抗生物質のお薬と、大学病院の主治医に渡す封筒を受け取った。
優しく、いろいろ教えてくれた看護師さんに、「ありがとう」と書いた手紙を残した。
そして、あたしは、白と水色とピンクで彩られた可愛い病院を退院した。
外の世界は、梅雨空で、あたしが好きな雨の匂いが、ぽわん。と漂っていた。
お薬を、ほぼ2週間分、一気に飲んでしまったのは3月3日ひなまつりの日だ。
あたしはトイレでぐにゃぐにゃになっていて、
見つけたお母さんが主治医の先生に電話したみたいで、
先生は「その量なら胃洗浄の心配は無い」って言ったらしいけど、
その日を合わせて4日間、重い吐き気で、のたうち回るには充分な量だった。
その前日から、当日の朝まで、いちお、耐えたんだよ、がんばったんだよ。
頭の中の男の声がうるさかったんだよ。
死ねって言われて、
切れって言われて、
お薬飲めって言われて、
また、死ねって言われたから。
死ななきゃいけないと思って、
切らなきゃいけないって思って、
お薬飲まなきゃいけないって思って、
やっぱり、死ななきゃいけないって思った。
死ぬつもりで一気にお薬を飲んだことは、無いんだけれど。
選択肢が「切る」か「飲む」か迫られて、苦しかった。
いくらカッターで切ったって、今の、この力じゃ死ねないよ。
いくらお薬飲んだって、今、手持ちの量じゃ死ねないよ。
わかってるよ。
でも、選択を迫られて、その命令を聞いてしまったよ。
冷静に、淡々と、ゆっくり、でも着実に、その準備をしてる自分を、外から見ていたよ。
「あたし」は体から追い出されてしまったよ。
「あたし」は居ないのに、何処かが、髪の毛一本ぐらいの、細い糸で繋がっている。
シークワァーサーのジュースでお薬をぜんぶ飲んだ。
無機質な丸い粒が、口の中で軽快に、まるでその行為を笑うみたく、コロコロ転がるの。
文字を打ち込んでいる今でも、ひどい吐き気がする。
苦く、舌の上で、コロコロ、コロコロ。
一粒一粒、甦る。
「思い出す」の域を超えて、
「その時に飛ぶ」って感覚の方が、きっと正しい。
それを、あたしは、繰り返す、たぶん、死ぬまで。
いちにちに、何度も飛んで、何度も吐き気に襲われる。
ごめんなさい先生、もう、お薬は飲めません。
ごめんなさい先生、一粒も、もう要りません。
ごめんなさい先生、あたしが悪いです。
学習能力と理解力と自制心が足りません。
ごめんなさい。
温かいお茶の中に、たくさんの泡が浮いている。
大きい泡。
中くらいの泡。
とっても小さい泡。
そのひとつひとつに人がいる。
全部の泡に、コップを覗き込んだ「あたし」の顔が映っている。
正確に言うと、それは、あたしじゃない誰かなんだけども。
コップの中の大きい「あたし」が軽快に喋りかけてくる。
「このお茶、毒入りだよ。」
「飲め。毒入り。飲め。毒入り。飲め。」
後に続いて、みんな一斉に、にやにや笑って、
パチン。
弾けて消えた。
ごはんを食べていても何をしてても。
気付いたら離れてて、気付いたら繋がっている。
座ってごはん食べているのは誰ですか。
あたしはあんな目をしていないよ。
食べ物を食べ物として見ていない目。
あんな無な表情で、あんな姿でごはん食べないよ。
気付いたら繋がってて、また気付いたら離れてる。
近くにいるのに遠く感じる。
遠く遠く遥か彼方に離れたと思っても。
髪の毛一本で確かに繋がってる、みたいな。
何処から始まって何処に行って何処で終わるの。
丸みたい。
円みたい。
輪みたい。
始まりも終わりも無い。
一生繋がる。
一生ぐるぐる回る。
操られて、乗っ取られて、きっと、意地悪に、面白くいたぶられて、殺される。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
初夢は宝くじに当選する夢でした。
朝起きて記憶に残った番号をメモしました。
メモはロト6が好きなお父さんにあげました。
妹は「今年は当たる気がする」と宣言していました。
そして生まれて初めて年末ジャンボを買っていました。
宣言通り当たってました。
本当に少しですが。
「当たって」はいました。
たぶんモトは取れてないと思うけど。
賭けの結果が出たあとでそんな話は何だか野暮のような気がしたので。
「当たったって事実が嬉しいよね(笑)よかったね」
とだけ、メールをしました。
3億円当たってたら1億円くれると約束していたから、
妹からこんなメールが来ました。
「1億円あげれなくてゴメンね(笑)」
だからこう返信しました。
「その約束はサミが死ぬまで有効っつことで(笑)」
1月2日 土曜日 晴れ
今朝起きたら、口の両端が少し切れていて痛かったです。
笑うと傷が引きつって痛かったです。
すると、お母さんが教えてくれました。
「昨日の夜中、『口角をあげたい』って言って、自分で切ってたよ。」と。
あ。
なるほど。
自分でかぁ。
覚えてないけど。
そう言われると。
そうなんだろうね。
やったような気がしてくるよ。
あたしは自分がいちばん信用ならんからね。
たぶん切りたい願望はあったんだろうね。
今聞いても、口角あげるために口の端を切るなんて発想。
なんて良い案なんだ!
と感心すら、する。
「考えが短絡的だよね。」
と、お母さんに言われました。
「うーん・・」と首をかしげつつ。
でも的を得てるな。と思った。
昨日は倒れてしまわないように、頑張って立ってた、いちにちだった。
今日のお母さんの誕生日に、プレゼントを買ってあげたかったからだ。
どうにかプレゼントは買えたけど、あたしには思わぬおまけが付いた。
こんな日のあとは決まってつらくなる。
頭の中でたくさんの声がおしゃべりしだす。
そのうちケンカだって始まって、
胸を刺す叫び声と、頭を殴られたような衝撃で、
あたしは体がバラバラにならないように自分で自分を繋ぐ。
ゆっくり眠りたいのに眠らせてくれない。
怒り。
嘆き。
妬み。
憧れ。
嫉妬。
諦め。
悲しみ。
哀しみ。
憎しみ。
優越感。
ひねくれ。
自己満足。
贅沢な希望。
醜いなぁ。
何だか、あたし醜いなぁ。
もうすぐクリスマスなのに。
ぜんぶがひっくり返り、そして還った夜。
正しい景色から見る、彩られた町の色々が、より一層、黒を引き立てるね。
トントントン。と鎖骨を指でつついて今日も一定のリズムを生きるよ。
まいにち胸がざわざわする。
体の中心がぶるぶるとふるえている。
一週間前、手を切って、ついでに具合も悪かったので救急に行きました。
検査の結果。
貧血、脱水症状、栄養失調状態でした。
大きな点滴ふたつ落とされました。
カリウムの値が基準値以下なので気を付けて。
と言われましたが、何をどう気を付けたらよろしいですか。
狂ったメトロノームで鳴り響く音楽は、逆に潔いぐらいの不協和音を奏でる。
それでも生きたいから。
頑張れ、頑張れ、と。
歌うんだけども。
聴けば聴くほど酔ってくるね。
流れる日々に魔法的な不思議なんて無く。
それでも胸ときめきたいあたしは、
涙こらえながら、必死で夜空にハリーポッターを探すのさ。
ある種の執念でもって。
だけどまだ、ちゃんと夜には夜の自覚があって、
あたしがいくら目を見張っても、そこに広がる「黒」は、
嬉しいやら哀しいやら、ただただ、ひたすら「黒」であって、
決して、それ以上でもそれ以下でもないのです。