3ヶ月前に切れた口の端が未だに治らないとかね。
体が老化してる。
痛いなー。いろんな意味で。
・・・・・・。
突然だが、あたし、見ちゃったかもしんない。
精霊とか妖精とか。
そのような類いの世界の素敵を。
夜中、玄関のベルが、ぴんぽーん。て鳴ったわけ。
んで、あたし、残業でまだ帰ってなかったお父さんかな?って思って出たのね。
したら誰もいなくて、あれ?なんつって周りみ回したら、見た。
家の前の道に白馬!
・・・・・・。
つか、白馬じゃない、白を通り越して半透明の銀色の馬!
空も道も真っ暗なの。
星だって遠慮がちに光ってる夜。
その下で銀色の馬が蒼く光ってんの。
んで、スーッて走ってるの。
いや、走るって表現は正しくないかもしんない。
無重力空間を滑るように、のがまだ近いかもしんない。
たてがみが1本1本、銀色の細い糸みたく、ふわって舞い上がって闇夜に溶けてったよ!
・・・・・・。
わかるかなーこの感じ。
漆黒の液体に銀色のインクを垂らしたみたいに、しっとり。
でも何処か軽く流れ、迷い無く広がる、みたいな。
「美しい」って表現なんて、なんて雑で無粋で陳腐で滑稽!
あたしは世界の言葉の中でも、日本語がいちばん、どの国の言葉よりも好きです。
それはやっぱ、なんと言うかうまく言えないけど。
繊細さとか、艶やかさがあるし、なんといっても彩り豊か、だからなんだけども。
でも、この蒼く光る銀色の馬の説明は、そんな日本語ですら間に合わない。感じです。
ちょー優雅で煌めいてる。
魅入ってたらそのうち、しゃらら~ん。と、魔法のように消えてしまった。
そしてまたいつもの、とろーん。とした生ぬるい夜が降りてきた。
・・・・・・。
ああ、あたし、見ちゃったね。
人生イチかも、素敵度。
だって銀色の馬て。
小学生の頃に見た雲に乗ってる少女よりも!
茶色のダブルスーツ着たちっちゃいおっさん妖精見たときよりも!
胸が、心がきゅんきゅん鳴いてる。
ちなみにベルはやっぱりお父さんでした。
あたしがドアを開けて家に入ったらしいです。
・・・・・・。
確かに誰もいなかったのに。
あたし、ひとりで別空間に飛んでしまったようです。
体が老化してる。
痛いなー。いろんな意味で。
・・・・・・。
突然だが、あたし、見ちゃったかもしんない。
精霊とか妖精とか。
そのような類いの世界の素敵を。
夜中、玄関のベルが、ぴんぽーん。て鳴ったわけ。
んで、あたし、残業でまだ帰ってなかったお父さんかな?って思って出たのね。
したら誰もいなくて、あれ?なんつって周りみ回したら、見た。
家の前の道に白馬!
・・・・・・。
つか、白馬じゃない、白を通り越して半透明の銀色の馬!
空も道も真っ暗なの。
星だって遠慮がちに光ってる夜。
その下で銀色の馬が蒼く光ってんの。
んで、スーッて走ってるの。
いや、走るって表現は正しくないかもしんない。
無重力空間を滑るように、のがまだ近いかもしんない。
たてがみが1本1本、銀色の細い糸みたく、ふわって舞い上がって闇夜に溶けてったよ!
・・・・・・。
わかるかなーこの感じ。
漆黒の液体に銀色のインクを垂らしたみたいに、しっとり。
でも何処か軽く流れ、迷い無く広がる、みたいな。
「美しい」って表現なんて、なんて雑で無粋で陳腐で滑稽!
あたしは世界の言葉の中でも、日本語がいちばん、どの国の言葉よりも好きです。
それはやっぱ、なんと言うかうまく言えないけど。
繊細さとか、艶やかさがあるし、なんといっても彩り豊か、だからなんだけども。
でも、この蒼く光る銀色の馬の説明は、そんな日本語ですら間に合わない。感じです。
ちょー優雅で煌めいてる。
魅入ってたらそのうち、しゃらら~ん。と、魔法のように消えてしまった。
そしてまたいつもの、とろーん。とした生ぬるい夜が降りてきた。
・・・・・・。
ああ、あたし、見ちゃったね。
人生イチかも、素敵度。
だって銀色の馬て。
小学生の頃に見た雲に乗ってる少女よりも!
茶色のダブルスーツ着たちっちゃいおっさん妖精見たときよりも!
胸が、心がきゅんきゅん鳴いてる。
ちなみにベルはやっぱりお父さんでした。
あたしがドアを開けて家に入ったらしいです。
・・・・・・。
確かに誰もいなかったのに。
あたし、ひとりで別空間に飛んでしまったようです。
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