白い後ろ姿としましまネクタイが好きだ好きだと言ってたら。
なんとまぁまぁ、そんなあたしを好きだと言う人が現われた。
まったく気付かず鈍いのなんの、あたしってばバックをとられた鈍感獣。
ねぇ、せんせい。
春夏秋冬、その間々。
春に芽吹くやふきのとう。
蝉の隠れ家 大樹木。
秋の艶やか紅葉の森。
北風揺れる長いまつ毛。
そんな一瞬(ひとまたたき)の景色さえ。
4年間もあなた色に染め上げてしまった。
見紛う程(みまごうほど)にあなた色に染め上がってしまった。
このあたしが、この先いったい誰色に染まれると言うのかな。
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