星まみれの雨野郎。

うちのおじぃは猫を飼っています。

その猫は外猫なんだけれども、おじぃは毎日せっせとエサをあげます。

先代の「とら子」という猫の孫にあたります。

白い毛に、頭にサラリーマンの七三に見える黒い模様の猫です。

飼ってるっていってもぶっちゃけ野生の猫だから、目が超怖ぇの。ハンパねぇの。

殺るか殺られるかの世界で生きてるヤツなので、もうね、猫のくせに殺し屋の風貌。

あ、これ背後にでも立とうもんなら確実にご臨終だなー・・なんて、ゴルゴじゃないんだから。

そのゴルゴ、もう結構長いこと我が家の周辺に暮らしてまして。

おじぃはそのゴルゴを長いこと男手ひとつで育てできてまして。

雨の日も風の日も台風の日も日照りの強い日も支えあって生きてきたふたりでありまして。

そんなふたりにほほえましいエピソードのひとつやふたつあるでしょう？

と聞いたところ、真顔で「無いよ」と言われました。



ゴルゴに、一度も触れた事ないそうです。(臭いし汚いから)

ゴルゴが一度も半径２メートル圏内に近寄ってきた事ないそうです。(互いに警戒)






【あたしのおじぃちゃん】　　　　　１年 ２組 ３７番　　いけだあめこ


おじぃちゃんはどうぶつがだいきらいだそうです。

どうぶつはうんこがくさいからだいきらいだそうです。

でもおそとにいるねこにまいにちごはんをあげています。

うんこがいやだったらごはんあげなければいいのになぁとおもいました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




・・・謎。


毎日せっせと時間をかけてゴルゴのエサを作ってんのに。
上等かつおぶしをわざわざサンエーで買ってきて作ってんのに。
キャットフードを買うときも迷わず値段の高いものから選ぶのに。



エサあげてるとき、



「はあーぁーお前がいるから毎日めんどくさいさぁー」

「うんこばっかまき散らすなら今すぐ出て行け」

「早く死んでくれんかねぇー」



とか言います。本人に。
毎日、言葉の暴力しまくり。
聞いてるあたしが何故かダメージ受けるほど。



でも毎日せっせとー・・(以下略)
高級かつおぶしをー・・(以下略)
キャットフードを買うときもー・・(以下略)




これって超アメとムチー。

おじぃってば、すげぇツンデレー。



でもそこに愛はあると信じてます！愛故！


今日も、ゴルゴの背後におじぃあり。
そして、おじぃの背後にゴルゴあり。

(※ただしどちらも半径２メートル向こう側。)