0
0、1、2、3、4、5
5、4、3、2、1
1、2、3、4、5、6
6、5、4、3、2、1、0
0、1、2、3、4、5、6、7
7、6、5、4、3、2、1、0、-1、
-1、0、1、2、3、4、5、6、7、8
8、7、6、5、4、3、2、1、0、-1、-2
-2
この数字の羅列、見る人がみたら、すぐ分かると思う。
あたしがこうやって生きてきたしるし。
正しくない数字の羅列と思考回路。
正しくない遠い過去といま現在。
これは別にクイズじゃあない。
答えなんてそれぞれだし。
そんなの求めてない。
歪んだ認知の森に阻まれて、あたし、いま、ちょっと迷子。
0、1、2、3、4、5
5、4、3、2、1
1、2、3、4、5、6
6、5、4、3、2、1、0
0、1、2、3、4、5、6、7
7、6、5、4、3、2、1、0、-1、
-1、0、1、2、3、4、5、6、7、8
8、7、6、5、4、3、2、1、0、-1、-2
-2
この数字の羅列、見る人がみたら、すぐ分かると思う。
あたしがこうやって生きてきたしるし。
正しくない数字の羅列と思考回路。
正しくない遠い過去といま現在。
これは別にクイズじゃあない。
答えなんてそれぞれだし。
そんなの求めてない。
歪んだ認知の森に阻まれて、あたし、いま、ちょっと迷子。
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ユキ、ゆき、雪。
あなたの声は、このふたつの音を発音するために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、「雪」って言って。
低すぎない、高すぎない、せんせいのその声で。
吹雪がふたりを見えなくして、かき消したってかまわない。
雪の下で、雪うさぎが笑ってたってかまわない。
優しく、厳しく、暖かく、繋いだその手、儚く愛でて。
くちびるから春を咲かせるように、ねぇ、せんせい、「雪」って言って。
あなたの声は、このふたつの音を発音するために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、「雪」って言って。
低すぎない、高すぎない、せんせいのその声で。
吹雪がふたりを見えなくして、かき消したってかまわない。
雪の下で、雪うさぎが笑ってたってかまわない。
優しく、厳しく、暖かく、繋いだその手、儚く愛でて。
くちびるから春を咲かせるように、ねぇ、せんせい、「雪」って言って。
アキ、あき、秋。
あなたの目は、色付く季節を映し、生き、愛でるために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、あたしに教えて。
せんせいの目に、秋はどう映っている?
地球最期の赤色かしら?
恋する液体ピンクかしら?
澄む星の色、青色かしら?
ねぇ、せんせい、季節をゆっくり生きて。
色とりどりの季節の中で。
せんせいも色とりどりだということ、忘れないで。
ねぇ、せんせい。
せんせいは、今、何色に染まっているの?
あなたの目は、色付く季節を映し、生き、愛でるために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、あたしに教えて。
せんせいの目に、秋はどう映っている?
地球最期の赤色かしら?
恋する液体ピンクかしら?
澄む星の色、青色かしら?
ねぇ、せんせい、季節をゆっくり生きて。
色とりどりの季節の中で。
せんせいも色とりどりだということ、忘れないで。
ねぇ、せんせい。
せんせいは、今、何色に染まっているの?
ナツ、なつ、夏。
あなたの耳は、雨にまみれた「夏」の足音を聴くために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、緑の香りのする夏の足音はどんな音?
遠くから色付いてくる秋の気配におびえているのかしら?
せんせい、聴いて。
海の波。
森の風。
虫の声。
鳥の羽。
雨の滴。
そのすべては、せんせいを包む。
怖がらないで、すべての夏を聴いて。
そして、夏を、緑色した光の宿る、夏を愛して。
あなたの耳は、雨にまみれた「夏」の足音を聴くために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、緑の香りのする夏の足音はどんな音?
遠くから色付いてくる秋の気配におびえているのかしら?
せんせい、聴いて。
海の波。
森の風。
虫の声。
鳥の羽。
雨の滴。
そのすべては、せんせいを包む。
怖がらないで、すべての夏を聴いて。
そして、夏を、緑色した光の宿る、夏を愛して。
ハル、はる、春。
あなたのお鼻は、雪の寒さに埋もれた「春」を探すために与えられたものだと想う。
ねぇ、せんせい、それは優しいスイートピー。
芽生えたばかりの、甘い、甘い夢の香りが分かる?
淡すぎない、強すぎない、その香りを、せんせいの、ぜんぶぜんぶで。
受け入れてほしい。
許してほしい。
祈ってほしい。
そして。
約束してほしい。
ねぇ、せんせい、優しいスイートピーの甘い夢を感じて。