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2024/04/28 02:04 |
焦がれ。

先生が夢に出てきたよ。

いつもより先生は笑っていたよ。
いつもより先生は冗談も言っていたよ。
いつもより先生は近くにいてくれたよ。

せんせい。せんせい。せんせい。

あたしが蹴っ飛ばしたところは痛かったですか。

恋しいです。

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2010/09/20 07:08 | ラブレター
本当ならば今すぐにでも君のもとへ、せめて心だけでも。
もうしばらく病院行かない。

疲れた。

正面から向き合うこと。
全てを受け入れること。
自分のため生きること。
未来のために治すこと。

ぜんぶぜんぶ。

2010/09/17 08:18 | 色々
雨上がりの病院。
あの色褪せたサッカーボールは友達だったのに。

今日見たら跡形もなく片付けられていた。

今朝、出先で調子がドドドーッと崩れて病院にかけこみました。

改めて思う。

調子とか体調とか体重の減少とか。
悪くなるのって本当にドドドーッ!て雪崩みたいにあっという間。

気付かないもので、とても怖かった。

脳内で殺される映像ばっか流れて。
その前に死んでやるよって実行する映像ばっか流れた。
つねに見張られていて、突き止めようと振り向くと、
その黒い影はあたしの視界の側からサラリと居なくなる。

包丁も出てきたし、カッター、カミソリ当たり前。

あたしは頭の中の男に、ピンクの肉の塊になるぐらい。
ぐっちゃぐちゃにこねられて、傷付けられて殺される。

逃げるには走るしかないから部屋でずっと歩いたり走ったりしたんだけども。

どうしようもない、怖い、くるしい、頭が狂う、足痛い。

病院についてもソワソワ、止まらず、柱の周りを回り続ける。

ああ、子供が不思議そうな目で見ているよ。

そのお母さんが警戒して子供を引き寄せたよ。

涙ばかりがちょろちょろ出てきます。

診察室に入ってもイスにも座れず立ったまま足踏み診察。

あまりに泣くから、あまりにテンパるから、とりあえず筋肉注射。

今日は手が離せないって言ってた主治医の先生もどうしたものかと降りて来てくれた。

医者なら誰でもよかったけど、とりあえず、主治医の先生と面談。

やっぱり終始、足踏み診察。

聞こえてくる声が酷くて、眠れないこと、
ずっと左耳に男が張り付いているんだ、と先生に告げた。

薬を少し調整してもらった。

自分じゃよく分からないから、薬のことは先生を信じるしかないよね。


「声と距離をとって、黒い迷路から抜け出す自分をイメージしてみてごらん。」


出来そうもないよ先生。
それどころじゃないんだよ先生。

想像してみたけど、現実世界では迷路から抜け出れないよ。

病院でも外でも泣いた。いっぱい泣いた。散々泣き潰した。

涙しょっぱい。自分しょっぱい。生きるのしょっぱい。

「死にたいよ、でも死にたくないって思わなきゃダメなんでしょう?」

先生は「そうだよ。」と、うなづいた。

今日はいろんな人に迷惑かけた。

ごめんなさい。





2010/09/14 19:12 | 色々
ボールは友達さっ!
眠りたい。
けど、お薬無い。

先週の病院のとき、診察が終わったあと。
会計しなきゃいけなかったのに、そのまま帰ってきた。

あたしは対人恐怖があって「会計窓口のお姉さん」が怖くてしょうがない。
だから窓口のお姉さんとのやりとりだけはお母さんに頼むしかない。
でも自分のことなので、一応、ちゃんと側に立つことにしている。
もういい歳の大人なんだし、恥ずかしいことなのだが。
まだ人が人であることを克服出来ないでいる。

前の病院から今の病院に変わって3年経った。
ひとりで地下1階の精神科外来まで行けるようになったのはごく最近の話だ。

地下1階でのあたしは相当暗いと思う。

人目につかないような端っこのソファーに座って、
側に垂れ下がってるカーテンで自分を包んで中でじっとしてるのがお決まりのパターンだ。

カーテンの中での風景。
大きな窓の外には、申し訳無さそうに静かに蔓を伸ばして生えてる植物たち。
そして3年間変わらずそこに転げ落ちてる、朽ちて色褪せたサッカーボール。

先生、野ざらしサッカーボールが泣いてるよ、そう思っていた3年前。
今では野ざらしサッカーボールに、静なる忍耐や、たくましさすら感じる。

白黒 色付いてたサッカーボールでさえ、3年の月日を過ごせばグレーゾーンで生きてるよ。

それなのにどうしてあたしは未だに白黒の世界で生きているんだろ。

調子悪いこと、誰にも気付かれたくないがために。
調子が悪いのに先生にも悪くないフリしてしまう。
気持ちは鬱ってて服なんか正直どーでもいーのに。
洋服もわざと印象が良い明るめの色にしてしまう。
化粧もヘタなりにちゃんとちゃんとしてしまう。
会話もネジを外して程よくハイトーンで喋ってしまう。

先生が言うみたく。

「”出来てる”ってことはまだ余力が残ってる」という意味では、決してないと思う。

かと言って、「隠してても先生気付いてよ」って、先生のこと、試してる訳でもない。

そして案の定、「良い方向に向かってるように見えますよ!」とか笑顔で言われるから。

人間、所詮、見た目かよ、とか、心がカサカサ荒む反面、
よっしゃ、作戦成功!と小さくガッツポーズする自分もいて。

もう何が何だか、良い意味でも悪い意味でも、
浮いて沈んで、沈んで浮いて、元の木阿弥状態。

何のために病院に来てんだあたし。

自分で自分の首をぎゅーってつよーく絞めてること、わかってます。
病院にも先生にも期待してない自分が心の何処かで確かにいること、わかってます。
それでも病院に通ってることで、今、ようやく保ててる部分があること、も、わかってます。

わかっていても抜け出せない。
毛糸玉みたく、からまったモノがほどけない。

「じゃあ、もういっそ、すべて、丸々燃やしちゃえば?」

身勝手な想念ばかりが自由気ままにひとり歩き。




先週の病院でお母さんに会計を頼んだところ、

自立支援でその日の診察代は出なかったんだけども、

「先月分の滞納してる入院費用を請求されるのが嫌だ。」

という理由で、お母さんが会計すっぽかしました。

「処方箋・・お薬がもらえないよー?」とお願いしたけれど。

「薬なんていらないっしょ?」と笑顔で言われ、心折れ、めげました。



そして今夜も眠れません。

ああ、夜は長いですね。



すべて、あたしが悪いんですよね。
素直じゃないし、わがままだし、臆病だし、こんな病気で。

馬鹿にする声が、幻聴が聴こえます、きっと、もう今夜はずっと。

お父さんの声で馬鹿だと罵られると怖くなります。
お母さんの声で阿呆だと笑われると涙が出ます。


眠りたいなぁ。




2010/09/13 03:57 | 白と黒と時々グレー
お菓子の家。

「夜」を味方につけた夜。
「あたし」が溶けた闇は星を横目で流し、愛で、さらに上へ上へ。

とろん。

何にも気付いていない人間達が手放しで「宇宙」と呼ぶ場所へ。
アリが群がる甘い甘いお菓子の家とはもうお別れよ。

夢みたいな魔法の白砂糖。
嫌味な甘さに宇宙のお仕置きを。


2010/09/08 08:52 | 夢見る夢子
一句。

縞々の 蒼き足音 夏に消え 残るはひとり 病のみ

2010/09/04 05:31 | 読む詠む
やれば出来る子。
暑い日のそうめんみたくサラッと付け加えられた適応障害てなんやねん。

調べるのもめんどくさい。
おおかたその環境に適応するのが困難な病気・・みたいな?

すっごいスレスレ知識。

やれば出来る子なんですあたし。
やらないだけで別に困難ぢゃありません。

ただ、少しおつむが弱いだけです。

2010/09/03 17:56 | 色々
童話。

口に出して叶うならいくらでも吐き出してやる。

情報が遮断された部屋の中に閉じ込めて。

華奢な足で踊り狂う、あの暴君を、誰か誰か。

たとえば側にいてくれるなら、いくらでも笑わせてやる。

たとえば狭い部屋で星が見たいと言ったなら、壁一面に流れ星を描くよ。

当たり前だった外の世界なんか忘れるように、まいにち枕元で小さい夢を呟くよ。

無鉄砲な性格で正確にあたしの胸を射る、無邪気な笑顔のいて座野郎。

放った矢の尖端にたたずむのはあたしの顔したあなたなの。

無邪気に踊り狂うその足に、赤に染まった血色の靴。

くるくる回り、世界の果てで踊り疲れたならば。

必ず、必ず、戻ってきて。

此処へ。



静かに、その足を切り落とすのは、あたしの役目なの。




2010/09/01 19:28 | ラブレター
素直に想う。

痛い。
苦しい。
泣きたい。
誰か助けて。

こんな言葉たち。
素直に言えたらば。
どんなに楽なんだろうか。

言えないな、こんな醜い想い、我侭な願い。

こんなあたしなんかが発するには。
どれもぜんぶ、とてもとても贅沢過ぎて、何だかそれだけで泣けるよ。

「別に、想っていいんだよ?
  あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」

先生はそう言ったけど。

「想うだけでも罪だ!」

あたし、そう思う。

先生がついた浅いため息が限りなく水色で、あたしはどうしようもなくて泣いたのだけれど。

素直にぜんぶぜんぶ言えてたら、今、少しは顔を上げて進めてたのかな?

ある日、仲のいい友達がブログでこう書いていた。

どうして私は息しているの?
どうして私は生きているの?
どうして私は死にたくなるの?
どうして私は自分を傷付けたくなるの?
私は一体、誰なの?

誰か、助けて。助けて。助けて。


・・・・・・・。
うらやましかった。
意識してなくて口から出た第一声がこれだった。

「・・・いいなぁ。」

あたしも、せめてブログででも、これぐらい率直に素直に言えたらいいのになぁ。
そう想って、ため息色した涙が出た。

あたし、たぶん、心の何処かで、わかってほしいんだね。
でも、それと同じぐらい、絶対的に知られたくもないみたい。

ふたつの気持ちが右と左で両天秤。

右に傾きゆ~らゆら。
左に傾きふ~らふら。

考えすぎて頭がぐるぐる回って、ベッドに倒れてしまった。

「あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」
「あんたの想いは、あんたのモノで、あんたの自由だよ。」


先生とおなじ言葉を呟いたら。
先生とおなじ考えになれればいいのにね。

2010/08/28 18:46 | 色々
君の夢はなぁに?

どうしてだろう。

「君の夢はなぁに?」

と、優しく聴く先生に。

どうして夢を語れなかったんだろう。

先生が大好きだったのに。

どうして笑顔を見せられなかったんだろう。

先生、あたしは、泣いてばかり。
見せた顔は泣き顔ばかりだったよね。

先生のもとから元気になって、
先生と一緒に笑顔でバイバイしたかったよ。

先生が白い後ろ姿でいなくなって、いまさら気付く。

あたしは最初から最後まで愚かでした。

それでも最後まで診てくれてありがとう。

そんな先生が大好きよ。

約束を守れないあたしの約束を守ってくれてありがとう。

先生に触れたこと忘れないよ。

先生の手が温かいこと、あたし忘れないよ。


「先生の手ぇ、あったかいね。」

って言うと、先生、決まってこう言うんだ。

「ははは、こういう体質だからしょうがないよね。まぁ、寿司は握れないけど。」

先生の必殺技はみっつある。

ひねくれ文句に憎まれ口にブラックジョーク。

先生の軽い口が、時に重いあたしを引っ張ってくれたんだ。


「今日の泣き顔、ぶさいくだから、忘れてね?」

って言うと、先生、いたずらに、こう言ったね。

「嫌だよ、一生覚えてる(笑)」



うん、うん。

先生、一生、覚えていてね?

あたしも、一生、覚えているからね?


 


2010/08/21 19:13 | ラブレター
夏の匂い。
最近食べすぎだあたし。
おぞましいぐらい食べてる。

今日も朝から直径20センチ以上あるホットケーキをぺろり。
そのあとも冷蔵庫の中の食材を巧みに調理しぺろり。

えとせとらのえんどれす。
食べては作って食べては作る。
頭ん中で次の料理を献立ててる自分がいる。
口に運んで飲み込む側から次の料理の事考えてる。

味なんてモノは感じない。
食感やらそんなものは感じない。
規則正しい顎の上下運動の波に飲み込まれて、どうやら死んだみたい。

また冷蔵庫の中にあるちょっとの材料で作り出せてしまうからすごい。

神様、この手は魔法の手なのですか。

他の場所で生かせればたぶんあたしはもっと救われる。

夏休みに入り、内地にいる友達がぞくぞく沖縄に帰ってくる。
食べに行こう、飲みに行こう、と誘われるだろう。

さて、どうしようか。

断れないあたし。

荒れるぞ荒れるぞ。

夏に実った果実は、夏の匂いのする潮風に晒されて、腐っていくわ。


2010/08/16 20:00 | ごはんのこと
卑しく光る涙のしっぽ。
いま、1週間に1回、病院に通っている。

診察のたびに泣いてしまう自分がすごく嫌だ。

もともと、人前で泣くのは嫌いだから。
子供のころ学校で嫌な事があっても、その場は何とか耐えて耐えて。
ひとりで帰る帰り道でだけ、こっそり、ひっそり泣いていた。
学校から家まで歩いて30分弱の夕日色付くその道で。
小さい歩幅でいちにちの哀しみを踏み潰した。
涙は家にも持って帰らなかった。

そんな自分だったのに。
前の主治医の先生のせいか、おかげか。
あたしは「泣くこと」を覚えてしまったみたいだ。

前の主治医の先生は、あたしの涙を許した。
日々、あたしが泣くことを許し、あたしにも許しなさい、と言った。
泣けないでいると、わざとあたしの涙腺を言葉で突付いて、泣かせた。
そして最後に「ごめん、泣かせちゃったね。」と言って、優しくティッシュをくれた。

先生の馬鹿。
どうしてあたしの涙を許したの。
こんなずるい涙を流すこと、なんで許したの。

最近じゃあ、涙が暴れてコントロールが効かなくなってしまったよ?

泣くなんてずるいと思うよあたし。
だって泣くなんて「被害者」っぽいじゃあないの。

「みてみてこの涙 あたしってば こんなにも傷付いてんのよ?」

あたし自分の泣き声大嫌い。
聞いててとっても惨めったらしくて嫌なのよ。

こんなダメなあたしが居て、むしろ泣きたいのは周りの人たちだと思う。

あの日、あたしが「被害」にあったのは確かだと先生は言い切った。
でも崩れたあたしはそれと同時に周りに「被害」を及ぼす存在になった。

先生、ごめん。
あたしを庇ってくれたのに。

先生、ごめん。
あたしを救ってくれたのに。

先生、ごめん。
あたしはあたしを赦せなくって。

先生、ごめん。
あたしはだいぶ前から「加害者」だよ。

同情を誘う、汚い泣き方を覚えた「加害者」だよ。

ごめんなさい、お母さん。
ごめんなさい、お父さん。
ごめんなさい、しぶとく生きてて。

そう唱えながら泣く、「被害者」っぽい「加害者」だよ。



2010/08/08 02:07 | 白と黒と時々グレー
信じてないから、効かないんです。
風邪がもう15日以上治らない。
熱は無いけど頭の中にお湯が溜まってるみたいで生ぬるくて気持ちが悪い。
まいにち何がそんなにつらいのかわからないけど何故かつらい。
いちにちを覚えておきたくない。
つらいことばかりじゃなかったかもしれない。
たまには楽しいこともあったかもしれない。
でもそれすらぜんぶ、持って日々進むの。
いまのあたしは、あまりにしんどい。
足跡と共に、置いて行けたら。
程よくぜんぶ忘れられる。

日々たくさんの食べ物を詰め込んでは吐くよ。
風邪のせいで吐くたびに頭がズキズキ脈打った。
水面を覆った食べ物と正面から向き合うとき。
ああ、小さい。
けれど、なんて哀しいみずうみだ。
あたしの涙で水位が上がる。
あたしの今いる場所はここなんだ。
そう考えるそのたびに。
さらに自分を堕とし、憎みます。

世界中の食べ物という食べ物が。
あたしの頭ん中で散々暴れて。
最後にはトイレの床で動けなくなるぐらい。
頭をもたげる、重い重い、その想い。
つらい今も。
楽しい過去も。
ぜんぶぜんぶ。
思い出ごとトイレで吐き出し、流れれば。

最近ぜんぜんダメ。
シケた生活送ってる。
意味無い場面で涙出る。
大好きな妹の前でも抑えられない。
そんなあたしは終わってる。

誰とも会いたくない。

特にいとこと会いたくない。
特におばさんと会いたくない。
特に姪っ子と会いたくない。

いとこは訳がわからない。
おばさんは見てるだけで心痛い。
姪っ子は口だけ大人で可愛くない。
みんな死ねばいいのにっていつも想う。
あたしの病気のこと聞いてくるとき殺したくなる。
そんな話はめんどくさいこと、この上無い。
それにお前の病状なんか知るか。
お前の不満なんか聞きたくない。
外の情報なんかいらない。
聴いてしまったらあたしのことも知られてしまう。
全部すけすけバレてしまう。
恐ろしい程、中身がぐちゃぐちゃ、まっ黒け。
あたしはドロドロした怪物だから。
怖いね、生きているのは。
生きにくい生きにくい。

「心配してる」って愛の歌、耳元で囁くな。
そんなウソ臭い歌、不協和音でいくらでも死ねるわ。

フラッシュバックする。
夢に魅入られて殺される。
ナンシーがあたしの前に現われたら、
迷わず首絞めて殺してやる。
9才の小さい女の子だもん。
あたしの方がきっと力が強いよ。

薬はもうやめよう。
薬はもうやめよう。
眠れなくたっていいじゃない。
眠れない夜を、ゆっくり数えて。
数えて、数えて、数え疲れ、飽きたら眠ればいい。
薬はもうやめよう。

大好きな人の笑顔さえあれば。
あなたが笑ってくれさえすれば。


2010/08/02 18:29 | ごはんのこと
銀色の馬。
3ヶ月前に切れた口の端が未だに治らないとかね。

体が老化してる。

痛いなー。いろんな意味で。

・・・・・・。

突然だが、あたし、見ちゃったかもしんない。

精霊とか妖精とか。
そのような類いの世界の素敵を。

夜中、玄関のベルが、ぴんぽーん。て鳴ったわけ。

んで、あたし、残業でまだ帰ってなかったお父さんかな?って思って出たのね。

したら誰もいなくて、あれ?なんつって周りみ回したら、見た。


家の前の道に白馬!

・・・・・・。

つか、白馬じゃない、白を通り越して半透明の銀色の馬!


空も道も真っ暗なの。
星だって遠慮がちに光ってる夜。
その下で銀色の馬が蒼く光ってんの。

んで、スーッて走ってるの。
いや、走るって表現は正しくないかもしんない。
無重力空間を滑るように、のがまだ近いかもしんない。

たてがみが1本1本、銀色の細い糸みたく、ふわって舞い上がって闇夜に溶けてったよ!

・・・・・・。

わかるかなーこの感じ。

漆黒の液体に銀色のインクを垂らしたみたいに、しっとり。
でも何処か軽く流れ、迷い無く広がる、みたいな。

「美しい」って表現なんて、なんて雑で無粋で陳腐で滑稽!

あたしは世界の言葉の中でも、日本語がいちばん、どの国の言葉よりも好きです。

それはやっぱ、なんと言うかうまく言えないけど。
繊細さとか、艶やかさがあるし、なんといっても彩り豊か、だからなんだけども。

でも、この蒼く光る銀色の馬の説明は、そんな日本語ですら間に合わない。感じです。

ちょー優雅で煌めいてる。



魅入ってたらそのうち、しゃらら~ん。と、魔法のように消えてしまった。



そしてまたいつもの、とろーん。とした生ぬるい夜が降りてきた。

・・・・・・。

ああ、あたし、見ちゃったね。

人生イチかも、素敵度。

だって銀色の馬て。

小学生の頃に見た雲に乗ってる少女よりも!
茶色のダブルスーツ着たちっちゃいおっさん妖精見たときよりも!

胸が、心がきゅんきゅん鳴いてる。

ちなみにベルはやっぱりお父さんでした。
あたしがドアを開けて家に入ったらしいです。

・・・・・・。

確かに誰もいなかったのに。

あたし、ひとりで別空間に飛んでしまったようです。



2010/07/17 07:51 | 妖精
吐露。
ごはんか、お菓子、お菓子の方が食べてて安心。
ごはんを安心して食べてた頃のあたしはきっともう死んでしまった。

食べ物に触れるだけで太ってしまう。
あたし特異体質。
相性最悪。

ごはんが牙を剥く。
あたしが大事にしないから?

きっとごはんに殺される。
って言ったら、大げさだと思う?

夜寝るときに、ある一定の体重を下回ってないと眠れない。

吐いて吐いて吐いてそれでもダメなら。
お風呂場で腕切って水に沈めて血を出す。

そうしてやっと一定の体重を下回って眠れる。
いくら変だって言われてもそうするしかないんだよ。

血出すの我慢しろって、我慢して体重は減るわけ?

もう吐くことも切ることも開き直ってるからタチが悪い?

なんでちょっと血が出てるだけでそんなわーわー騒ぐわけ?

あたしが悶々と起きてる夜にあなたはスヤスヤ寝るんでしょう?

毎週病院で「また今週も傷が増えてるね・・」って言う先生。

なんで可哀想な目であたしの腕見るわけ?

この傷はそんな可哀想な傷なわけ?

なんでこの傷のことみんな気にするわけ?



生きてりゃ傷のひとつやふたつ、出来るっつーの。



2010/07/10 10:53 | ごはんのこと

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