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2024/05/10 08:54 |
ボールは友達さっ!
眠りたい。
けど、お薬無い。

先週の病院のとき、診察が終わったあと。
会計しなきゃいけなかったのに、そのまま帰ってきた。

あたしは対人恐怖があって「会計窓口のお姉さん」が怖くてしょうがない。
だから窓口のお姉さんとのやりとりだけはお母さんに頼むしかない。
でも自分のことなので、一応、ちゃんと側に立つことにしている。
もういい歳の大人なんだし、恥ずかしいことなのだが。
まだ人が人であることを克服出来ないでいる。

前の病院から今の病院に変わって3年経った。
ひとりで地下1階の精神科外来まで行けるようになったのはごく最近の話だ。

地下1階でのあたしは相当暗いと思う。

人目につかないような端っこのソファーに座って、
側に垂れ下がってるカーテンで自分を包んで中でじっとしてるのがお決まりのパターンだ。

カーテンの中での風景。
大きな窓の外には、申し訳無さそうに静かに蔓を伸ばして生えてる植物たち。
そして3年間変わらずそこに転げ落ちてる、朽ちて色褪せたサッカーボール。

先生、野ざらしサッカーボールが泣いてるよ、そう思っていた3年前。
今では野ざらしサッカーボールに、静なる忍耐や、たくましさすら感じる。

白黒 色付いてたサッカーボールでさえ、3年の月日を過ごせばグレーゾーンで生きてるよ。

それなのにどうしてあたしは未だに白黒の世界で生きているんだろ。

調子悪いこと、誰にも気付かれたくないがために。
調子が悪いのに先生にも悪くないフリしてしまう。
気持ちは鬱ってて服なんか正直どーでもいーのに。
洋服もわざと印象が良い明るめの色にしてしまう。
化粧もヘタなりにちゃんとちゃんとしてしまう。
会話もネジを外して程よくハイトーンで喋ってしまう。

先生が言うみたく。

「”出来てる”ってことはまだ余力が残ってる」という意味では、決してないと思う。

かと言って、「隠してても先生気付いてよ」って、先生のこと、試してる訳でもない。

そして案の定、「良い方向に向かってるように見えますよ!」とか笑顔で言われるから。

人間、所詮、見た目かよ、とか、心がカサカサ荒む反面、
よっしゃ、作戦成功!と小さくガッツポーズする自分もいて。

もう何が何だか、良い意味でも悪い意味でも、
浮いて沈んで、沈んで浮いて、元の木阿弥状態。

何のために病院に来てんだあたし。

自分で自分の首をぎゅーってつよーく絞めてること、わかってます。
病院にも先生にも期待してない自分が心の何処かで確かにいること、わかってます。
それでも病院に通ってることで、今、ようやく保ててる部分があること、も、わかってます。

わかっていても抜け出せない。
毛糸玉みたく、からまったモノがほどけない。

「じゃあ、もういっそ、すべて、丸々燃やしちゃえば?」

身勝手な想念ばかりが自由気ままにひとり歩き。




先週の病院でお母さんに会計を頼んだところ、

自立支援でその日の診察代は出なかったんだけども、

「先月分の滞納してる入院費用を請求されるのが嫌だ。」

という理由で、お母さんが会計すっぽかしました。

「処方箋・・お薬がもらえないよー?」とお願いしたけれど。

「薬なんていらないっしょ?」と笑顔で言われ、心折れ、めげました。



そして今夜も眠れません。

ああ、夜は長いですね。



すべて、あたしが悪いんですよね。
素直じゃないし、わがままだし、臆病だし、こんな病気で。

馬鹿にする声が、幻聴が聴こえます、きっと、もう今夜はずっと。

お父さんの声で馬鹿だと罵られると怖くなります。
お母さんの声で阿呆だと笑われると涙が出ます。


眠りたいなぁ。



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2010/09/13 03:57 | 白と黒と時々グレー

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